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小児、授乳婦その他

[小児、授乳婦] 更新日:2017/04/20
F250031診断用放射性医薬品を投与された患者は小児との接触をどのくらいの時間避けるべきですか?
教科書には、検査当日は抱っこ、添い寝、入浴等の接触する育児を避けさせるべき1)、検査後1日は直接的な接触を避けさせるべき2)等の記述があります。

【参考文献】
1) 利波 紀久 他 : アイソトープ診療ハンドブック p.152-153, 2006
2) 草間 朋子 : 放射線防護マニュアル第2版 p.62-65, 2004

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[小児、授乳婦] 更新日:2015/12/22
F141411授乳停止期間の目安は?
ICRP(国際放射線防護委員会)Publication 1281)では、放射性医薬品を投与された授乳中の母親に対し、母乳による乳児の被曝線量が1mSv以下になるまで授乳を停止すべきとし、以下の授乳停止期間を勧告しています。
(ICRPの許可を得て掲載)
授乳停止期間 製 剤 名
3週間以上※1 67Ga、131I-NaI、131I-MIBG
3週間以上※1、2 123I-BMIPP、123I-MIBG、123I-NaI
48時間 201Tl
12時間 99mTc-MAA、99mTcO4-99mTc-赤血球(in vivo標識)
不要※3 99mTc-リン酸塩、99mTc-HMPAO、99mTc-ECD、99mTc-MIBI、
99mTc-tetrofosmin、99mTc-PYP、99mTc-赤血球(in vitro標識)、99mTc-MAG3
99mTc-DMSA、99mTc-DTPA、テクネガス(99mTcO4-
18F-FDG、81mKrガス、133Xe
※1 :  少なくとも3週間は停止しなければなりませんが、3週間以上の授乳停止は授乳状態を維持すること自体が困難となります→授乳自体を中止します。
※2 :  ICRPでは、より半減期の長い124Iや125I等のヨード放射性同位体の混入の影響を考慮して3週間以上としています(ただし、現在の弊社の123I製造方法ではこのような不純物はほぼ生成されず2)、国内の書籍では1〜2日の停止で十分とされています3,4)) 。
※3 :  停止不要とする99mTc製剤は、フリーの99mTcが全くない場合を想定しています。より安全性を考慮するなら、4時間の授乳停止(授乳1回分の停止)が勧められています。
心理的な側面に配慮して、99mTc製剤は24時間以上空ける施設もあります。
123I製剤は化学的挙動が131I製剤と同一ですが、半減期が短くγ線エネルギーが低いことから、授乳を控える期間は1〜2日で十分との記載があります3,4)。

【参考文献】
1) Valentin J : ICRP publication 128 p. 319-321, 2015
2) 中本 俊輔 : 放射線 15:75-86, 1989
3) 久田 欣一 他 : 核医学イメージングハンドブック p.12-16, 2000
4) 利波 紀久 他 : アイソトープ診療ハンドブック p.156-157, 2006

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[小児、授乳婦] 更新日:2015/01/30
F141421小児投与量の算出式は?
「小児核医学検査適正施行のコンセンサスガイドライン」1)(2013年)では、以下の算出式が紹介されています。
(小児核医学研究会の許可を得て掲載)

<体重による算出法>
投与量〔MBq〕 = 別表1の基本量 × 別表2の当該クラスの体重別係数

ただし、計算により最小量以下となった場合は最小量を投与する。
また、各施設で定めた成人投与量を超えた場合は成人投与量とする。

[別表1] [別表2]
放射性医薬品のクラス分類と基本量・最小量 各クラスの体重別係数
核種 放射性医薬品 クラス 本委員会*推奨値
基本量
(MBq)
最小量
(MBq)
I-123 NaI C 0.6 3
IMP B 13.0 18
MIBG(腫瘍) B 28.0 40
MIBG(心筋) B 7.9 16
イオマゼニル B 11.9 24
BMIPP B 7.9 16
F-18 FDG B 14.0 14
Ga-67 クエン酸 B 5.6 10
Tc-99m アルブミン(心プール) B 56.0 80
スズコロイド(肝脾) B 5.6 15
スズコロイド(骨髄) B 21.0 20
フィチン酸(肝脾) B 5.6 15
MDP/HMDP B 35.0 40
DMSA A 25.6 15
DTPA A 34.0 20
MAG3 A 34.0 20
ECD B 32.0 110
HMPAO B 51.8 100
PMT B 10.5 20
MAA B 13.2 10
過テクネチウム酸(甲状腺) B 5.6 10
過テクネチウム酸(胃粘膜) B 10.5 20
RBC B 56.0 80
MIBI/テトロホスミン(腫瘍) B 63.0 80
MIBI/テトロホスミン
(安静/負荷心筋2日法・最大
B 63.0 80
MIBI/テトロホスミン
(負荷心筋1日法・1回目※※
B 28.0 80
MIBI/テトロホスミン
(負荷心筋1日法・2回目※※
B 84.0 160
GSA B 13.2 26
Tl-201 塩化タリウム(腫瘍) B 5.3 11
In-111 塩化インジウム B 5.3 11
体重
(kg)
クラス
A B C
3 1 1 1
4 1.12 1.14 1.33
6 1.47 1.71 2
8 1.71 2.14 3
10 1.94 2.71 3.67
12 2.18 3.14 4.67
14 2.35 3.57 5.67
16 2.53 4 6.33
18 2.71 4.43 7.33
20 2.88 4.86 8.33
22 3.06 5.29 9.33
24 3.18 5.71 10
26 3.35 6.14 11
28 3.47 6.43 12
30 3.65 6.86 13
32 3.77 7.29 14
34 3.88 7.72 15
36 4 8 16
38 4.18 8.43 17
40 4.29 8.86 18
42 4.41 9.14 19
44 4.53 9.57 20
46 4.65 10 21
48 4.77 10.29 22
50 4.88 10.71 23
52-54 5 11.29 24.67
56-58 5.24 12 26.67
60-62 5.47 12.71 28.67
64-66 5.65 13.43 31
68 5.77 14 32.33
* : 小児核医学検査適正施行検討委員会
※ :  体重の重い患児では従来投与量より多い傾向になるので、この量を最大限として、より少量の投与を考慮。
※※ : 安静先行、負荷先行のいずれにも適用。2回目量は1回目の2〜3倍。

小児核医学検査適正投与量早見表

また、従来の方法として、「核医学イメージングのための小児への放射性医薬品投与量に関する勧告」2)では、以下の算出式が紹介されています。
<年齢による算出式> 小児投与量=成人投与量×(Y+1)/(Y+7)      Y:年齢

【参考文献】
1)  日本核医学会 小児核医学検査適正施行検討委員会 : 小児核医学検査適正施行のコンセンサスガイドライン(第1部修正版), 2013
2)  (社)日本アイソトープ協会医学・薬学部会核医学イメージング規格化専門委員会 : RADIOISOTOPES 37:627-632, 1988

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