精度が高く再現性のある小線源療法を行うための実践的ポイント
〜 10 のステップに分けたインプラントプログラム〜
インプラントの目標はV100やD90といったパラメータを十分に高く保ちながら、なおかつ尿道・直腸への過剰な照射を避けることである。
しかしながら超音波のセットアップからインプラントの終了までは、さまざまなステップがあり、最終ゴールだけを見据えて良い治療を行うのは容易でない。
この冊子では、良いインプラントを行うための核となる、放射線治療医と泌尿器科医が共通に認識すべきステップを10の項目に分けて解説した。
下に示す10のステップを一つ一つ丁寧に確認しながら症例経験を積めば、効果的に質の高い小線源療法ができるようになるはずである。
インプラントプログラムにおける10のステップ
次ページから小線源単独療法例をもちいて、10のステップについて詳細に解説する。