認知症の主な原因疾患として、約5割がアルツハイマー型認知症(AD)と言われているが、AD以外にもレビー小体型認知症(DLB)や前頭側頭型認知症(FTD)、血管性認知症(VaD)など、認知症には様々な原因疾患が存在することが知られている。画像診断は認知症の鑑別診断ツールとして重要な役割を担っているバイオマーカーの一つで、近年広く活用されている。

今回は国立長寿医療研究センター 病院長 鷲見 幸彦(わしみ ゆきひこ)先生に、症例提示を中心に、画像診断を活用した認知症の早期鑑別診断の重要性から診断・治療までのアプローチについてご講演いただきました。

*本動画は、2019年6月13日(木)に実施したWeb講演会です。


Chapter

1.

認知症病型診断の意義と診断ストラテジー

認知症の存在が確実となったときに治療方針決定のため病型診断を行いますが、まずは、レビー小体型認知症(DLB)かどうかを診断していきます。
2.

症例1「レビー小体型認知症(DLB)」

記憶障害が前景に出ていた場合でも、うつが目立つような認知症ではレビー小体型認知症(DLB)を疑いDaTSCANなどの機能画像検査を考慮することが必要です。
3.

症例2「高齢者タウオパチー」

高齢で記憶障害は存在するが、進行が遅い場合は、高齢者タウオパチーを疑ってみることが必要です。
4.

症例3「高齢者てんかん」、まとめ

なんとなくぼんやりし、会話がとぎれたり受け答えがおかしいといった意識減損を思わせるようなエピソードがあり、MRIに特定の異常を認めない場合は高齢者てんかんを鑑別の一つとして考慮することが必要です。