かかりつけ医のための認知症診療Q&A レビー小体型認知症

Q4.脳SPECT検査でアルツハイマー型認知症とレビー小体型認知症の鑑別は可能でしょうか?

answer・・脳血流SPECTの場合

典型的な事例では、レビー小体型認知症とアルツハイマー型認知症の脳血流低下部位に違いがみられます。

answer・・ダットスキャン®静注(DaTSCAN)の場合

ドパミン神経の変性・脱落が生じているパーキンソン病やレビー小体型認知症では線条体(尾状核、被殻)へのDaTSCANの集積が低下しますが、ドパミン神経の変性・脱落を生じない健常例やアルツハイマー型認知症ではDaTSCANの集積に低下は見られません
レビー小体型認知症にみられる脳血流低下

レビー小体型認知症にみられる脳血流低下

事例提示 アルツハイマー型認知症と誤診されていたレビー小体型認知症
70歳台前半の女性。
X-5年からしまい忘れや同じ事を何回も聞くなどの物忘れ症状がみられ始めた。
X-4年から、亡くなった義母や夫が家に居る、見知らぬ子どもが現れるとの幻視が出現。近くの総合病院で
アルツハイマー型認知症と診断され、(アリセプト®)の投与が開始された。
その後、転びやすい、動作緩慢などの症状もみられ、息子と同居目的の転居に伴い物忘れ外来に受診となった。
診察にて認知症に加えて幻視とパーキンソン症状がみられることからレビー小体型認知症を疑った。

 

アルツハイマー型認知症と誤診されていたレビー小体型認知症

 

 

答え・・ダットスキャン®静注(DaTSCAN)の場合

ダットスキャンの場合

 

事例提示 レビー小体型認知症かどうか診断に苦慮した症例

ダットスキャンの場合

 

 

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