・掲載されている薬剤の使用にあたっては、各製剤の最新の電子添文を参照ください。
・紹介した症例は臨床症例の一部を紹介したもので、全ての症例が同様な結果を示すわけではありません。
ドパミントランスポーターシンチグラフィ
使用される放射線医薬品
123I-ioflupane(123I-FP-CIT)【販売名:ダットスキャン®静注】
検査の原理
ドパミントランスポーターは、脳の線条体内に存在する黒質線条体ドパミン神経の終末部に高発現しています。パーキンソン病やレビー小体型認知症では、この発現量が低下することが知られています。ドパミントランスポーターに高い親和性を示す123I-ioflupaneを用いることで、ドパミントランスポーターの脳内分布を評価できます。
検査の流れ、注意事項
通常、本剤を投与して3~6時間後に頭部のSPECTを撮像します。
本剤はエタノールを5%含有するため、アルコール過敏症や飲酒の拒絶反応等を問診で確認し、過敏症が疑われる場合は慎重に検査を行うか、または検査の中止をします。(イオフルパン診療ガイドライン第2版より)
解析方法、定量法
SPECTの水平断層像において、本剤の線条体への集積を視覚的に評価します。数値による客観的判定を必要とする際は、脳内参照領域を用いた定量的評価が行われます。本剤の線条体に対する特異的結合を評価する指標としてspecific binding ratio(SBR)が良く用いられます※。
※:書籍 新核医学技術総論 臨床編(山代印刷株式会社)より引用
臨床的意義
- 患者さんの黒質線条体ドパミン神経の状態が把握できることから、パーキンソン病を含むパーキンソン症候群やレビー小体型認知症の診断に有用です。
参考資料

