日本メジフィジックス 医療関係者専用情報

消化器【主な核医学検査】

肝シンチグラフィ

使用される放射性医薬品
99mTc-スズコロイド 【商品名:スズコロイドTc-99m注調製用キット
検査の原理
99mTc-スズコロイドを投与すると、大部分が肝網内系細胞に摂取されます。腫瘍や膿瘍などの占拠性病変には網内系細胞がなく、肝シンチグラム上、欠損を示します。
検査の流れ、注意事項
特に前処置等の注意点はありません。
本剤を静注し、15〜30分後に腹部を多方向から撮像します。必要に応じて、SPECTを撮像することもあります。
解析方法、定量法
前面、後面、右側面の撮像を行います。脾臓を撮像する必要がある場合は左側面を追加します。
また、SPECTによりSOL(肝内占拠性病変)の検出も可能です。肝臓と脾臓の形態と機能を画像化することができます。特に、肝硬変では肝臓の萎縮と脾臓の腫大および骨髄の描出により、いわゆるflying bat signを呈することがあります。
臨床的意義
  • 肝硬変や急性肝炎、慢性肝炎の診断に有用です。
  • 肝細胞癌、肝転移、肝嚢胞などの診断に使用されます。