パーキンソン病の診断と治療って? 新しい画像検査で何が変わるの?

パーキンソン病の診断と治療って?早期から診断・治療で、大きな支障なく生活できます。

【監修】国立精神・神経医療研究センター
パーキンソン病・運動障害疾患センター センター長 村田 美穂 先生
A 大きく分けて3つの治療法が あります。
1薬物療法

ドパミン系を補充する薬を始め、様々な薬があり、年齢や症状により
組み合わせて使います。
以下に代表的な2剤をご紹介します。

脳内でドパミンに変化して、不足しているドパミンを補います。
治療効果が高く、速効性に優れているのが特徴です。
 
ドパミンに似た作用をもつ薬です。
治療効果がやや弱く、ゆっくり効くので、1日中穏やかで安定した効果を得られます。
近年は内服薬に加え、注射薬と貼付薬も登場し、治療の選択肢が広がりました。
 
 

初期のパーキンソン病の患者さんを、L-ドパを服用するグループと、プラセボ(有効成分を含まない見かけだけの薬)を服用するグループとに分けて症状を比較しました。
その結果、服用中だけでなく服用中止後も、L-ドパグループのほうがプラセボグループよりも良好な状態が維持されました。
初期からのL-ドパ投与により、病気の進行が抑制された可能性があり、あらためて早期診断・早期治療の有効性が示されたといえます。

 
2 手術

薬物療法の副作用が強かったり、症状のコントロールが難しい場合には、手術が選択されることもあります。
主に行われる「脳深部刺激療法」では、脳の奥のドパミンに関係する部位に電極を埋め込み、弱い電気刺激を与えることで運動機能を改善します。

3 リハビリテーション

パーキンソン病と診断されたら、すぐにリハビリテーションを始めることが大切です。
有酸素運動やストレッチなどを積極的に行うことで、生活に支障のない状態を長く保つことができ、薬の使用も最小限ですみます。

また、パーキンソン病になると、口の周りの動きの影響で、「声が小さくなる」「早口になる」「声がかすれる」などの障害があらわれることもあります。これらの症状にもリハビリテーションが有効です。