ドパミントランスポーターシンチグラフィのご案内

核医学検査の手引き ドパミントランスポーターシンチグラフィ検査を受けるにあたって

監修 日本脳神経核医学研究会

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ドパミントランスポーターシンチグラフィとは?
なにがわかるのですか?

脳内の黒質から線条体に向かう神経経路(ドパミン神経)に存在するドパミントランスポーターを画像化し、ドパミン神経の変性・脱落の程度を評価する検査です。脳にくすりが集まるまで3~6時間待ちます。それ以降、仰向けに寝て、カメラで頭を撮影します。

どうやって調べるのですか?

放射線を出すラジオアイソトープ(RI)で印をつけた脳に集まる性質のあるくすり(放射性医薬品)を注射し、それから出る放射線を特別なカメラで撮影します。ドパミン神経が変性・脱落している部位は取り込みが低く写ります。

放射線の影響はありませんか?

放射線を出すくすりを使用しますが、ごく微量であり心配ありません。検査の際に受ける放射線の量は、胃のX線検査とほぼ同じ程度です。また、体内の放射線は短時間のうちに、少なくなり排泄されてなくなります。

検査の受け方
検査前
  • 診察を受けます
    症状に合わせて検査の計画を立てます。
    疑問や不安がありましたら、納得のいくまで確認しておきましょう。
    妊娠中や授乳中の方、アルコールに過敏な方、その他過敏症の既往歴のある方、
    何らかの治療薬を服用中の方は申し出てください。
  • 検査の予約をしてください
    検査に使うくすりは検査日当日しか使えないため、
    検査予定に合わせて用意します。直前のキャンセルは
    難しいため、確実に来られる日に予約してください。

  • 注意事項、指示を確認しておきましょう

検査日まで

検査当日
  • 検査室に入り準備します
    専用のスリッパに履き替え、眼鏡や大きなピンなど頭部につけている金属製品をはずします。
  • くすりを注射します
    検査に必要な放射性医薬品を静脈注射します。

  • 3~6時間待ちます
  • 検査をします
    装置のベッドに仰向けに寝ている間に検査します。
    頭の周りをカメラが回ったり、トンネルのようなカメラの中に
    頭を入れたりして撮影します。
    検査中は頭を動かさないでください。30分で終わります。
    もし気分がわるくなったら我慢せずお申し出ください。

終了

検査後
  • 結果の説明を聞きます
    当日、または後日担当医から説明があります。
    他の検査結果と合わせて診断を行います。

ドパミントランスポーターシンチグラフィ検査を受ける際の注意事項

  • ● 検査の予約日時を守ってください。
  • ● 検査前の制限は特にありません。
  • ● 妊娠中・授乳中の方は申し出てください。
  • ● アルコールに過敏な方、その他過敏症の既往歴のある方は申し出てください。
  • ● 何らかの治療薬を服用中の方は申し出てください。