認知症診療に活かす 脳血流SPECT検査ページへのバナー

紹介した症例は臨床症例の一部を紹介したもので、全ての症例がどどうような結果を示すわけではありません。
3D-SSP_Z-Graphによる画像解析は核医学画像解析ソフトウェア medi+FALCONを使用することで実施可能です。

医療連携による脳血流SPECT検査利用例
アルツハイマー型認知症診断(Case 1)

 受診の経緯
約1年前から物忘れの自覚。認知症(前頭側頭型認知症)の配偶者の介護において混乱し、イライラすることがしばしばあり、認知症を心配して受診。
 受診後の経過
既往:高血圧、心房細動、高コレステロール血症、骨粗鬆症
別居している息子からの病歴聴取では、1年前と比べると物忘れの進行があり、物を置いた場所が思い出せないことや、季節に合った服を自分で選べないことがあった。
MMSE:26/30点(時間の見当識 ­1点 計算課題 ­3点)
HDS-R:
26/30点(時間の見当識 ­1点 5つの物品課題 ­2点  言語の流暢性 ­1点)
DASC-21:24点

配偶者からの日常生活障害の有無の聞き取りはできないが、物忘れの進行や、判断力の低下がみられること、MRI検査では側頭葉内側に軽度の萎縮を認めたこと、脳血流SPECT検査でもアルツハイマー型認知症を示唆する画像所見を認めたこと等を総合的に判断し、早期のアルツハイマー型認知症と診断した。
現在、コリンエステラーゼ阻害薬による治療を開始し経過を追っている。

MRI検査
FLAIR像、T1強調像
VSRAD VOI萎縮度 Z-score平均1.84
画像所見
両側の扁桃体や海馬に軽度の萎縮が疑われる
脳血流SPECT パーヒューザミン®注(123I-IMP)

Original画像、3D-SSP_Z-Graph解析、関心領域

 

画像所見
両側頭頂葉、楔前部の血流低下と後部帯状回の軽度血流低下を認める。後頭葉の血流は保たれている。
アルツハイマー型認知症を示唆する血流分布である。