1973年、日本メジフィジックスは、当時輸入に依存していたRIの国産化という目標を掲げて創業しました。医師・技師など医療現場を担う方々とともに、技術の改良、新製品の開発などに取り組んできた結果、診断医療における核医学検査は、目を見張る発展を遂げました。

2005年には、従来からの分野であるSPECT診断薬事業に加えて、PET診断薬事業が本格稼働。診断分野における新たな可能性が広がりました。さらには、放射性医薬品で培った豊富な知識と経験を生かしてRI治療分野の事業拡充にも積極的に取り組んでいます。

また、2009年2月に獣医療法施行規則が改正されたのを機に獣医療にも進出し、馬の骨シンチ、および犬、猫に対する放射性医薬品(Tc-99m、F-18FDG限定)を使用した核医学検査にも貢献しています。

診断(SPECT/PET診断薬事業)

核医学画像診断は、形態の画像化から臓器機能の判定までさまざまな角度からの診断情報を得るために行われます。当社は、それぞれの診断目的に応じた放射性医薬品を数多く揃え、心臓疾患、脳血管疾患、悪性腫瘍などの高精度の画像診断と、より的確な病態把握を可能にしています。

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SPECT診断薬事業

SPECT(Single Photon Emission Computed Tomography:単一光子放射断層撮影法)とは、放射線を放出するRIを用いた診断薬による核医学検査です。創業当初から当社のコア事業であるSPECT診断薬事業は、放射性医薬品分野におけるトップメーカーとしての当社の確固たる地歩を築いてまいりました。

PET診断薬事業

FDG

PET(Positron Emission Tomography:陽電子放射断層撮影法)は、SPECTと同様の核医学検査ですが、陽電子を放出するRIを用います。当社が使用するRIは、その効力が約2時間で半減してしまうという特徴があるため、全国に拠点を開設することでPET診断薬事業に進出し、SPECT診断薬事業と並ぶコア事業として位置付けています。

治療(RI治療事業)

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医療の目的は病気を治療し、人々を健康にすることです。当社は診断分野での経験とノウハウを発展させ、放射線を使った新しい治療技術や治療製品の開発、提供を行っています。

獣医療の核医学

小動物での使用が始まり、猫の腎シンチや犬のPET検査等での有用性が示されています。 犬・猫の寿命も延びてきており、動物でのさらなる利用が期待されます。