総論 東京女子医科大学 画像診断学・核医学講座 百瀬 満

読影のポイント

レポートを書く

以下の項目を必ずレポートの中に記載すること。

1 負荷検査の血行動態
安静、負荷ピーク時の血圧、心拍数等の確認を行う。運動負荷の場合、負荷の終了理由を記載する(自覚症状や心拍数・心電図・血圧の変化など)。薬剤負荷の場合、負荷中の血行動態は記載する必要がある。

2 心筋局所17分割のスコアを表示し、SSS・SRS・SDSの値を記載。

3 QGSの心機能データ(LVEF・EDV・ESV・局所壁運動など) 

4 画像所見:正常、恒久的欠損、一過性灌流欠損の有無と領域を記載。その他、一過性虚血性内腔拡大(TID)・肺集積の増加・WORの低下・一過性左室収縮低下など陽性所見があれば記載。

5 最終診断:診断結果と結論

6 可能であればキー画像を添付(血流・極座標表示・心電図同期画像など)

患者情報/検査項目 患者名 核種:Tc-Tetrofosmin End point:血圧上昇 投与量: 740 MBq SSS:17 (25%)SRS: 4 (6%)SDS:13  19%)QGS EDV LVEF HR BP Rest 85 129/ 79 Stress 142 ( 93%) 208/ 107 stress 107ml 51% rest 111ml 52% 心電図変化: positive 画像所見 結論 診断 虚血部位 梗塞部位 LCX LCX 検査日 検査番号 年齢 性別 検査依頼科 生年月日 記載医 検査担当医 作成日 確定医 Gate SPECT RPP 29536 load max: 100 W SPECT Image Apex Apical Mid-Vent Basal Vertical 負荷で側壁〜後側壁にわたる広範な中等度から高度の集積低下を認め、安静で不完全なfill-inを認める。LCX領域の広範な虚血を認め、安静像で集積低下が残っており、慢性低灌流による梗塞の合併も考えられます。左室機能は軽度低下し、壁運動は側壁でasyneregyを認めます(負荷で顕著)。負荷後一過性虚血性内腔拡大(TID) 陰性SSS 17、SRS 4、SDS 13(19%)、虚血範囲が大きく冠血行再建が考慮されます。EDV/ESV 107/53 → 111/53 EF51% → 52%

レポートの例