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5 核医学検査による患者の被ばくの考え方

TI

・核医学検査で受ける被ばくは内部被ばくである。

・被ばく量の規定因子

1.低年齢ほど高被ばくのため、投与量を制限する
小児 : 高い実効線量 + 高い放射線感受性

2.体内での滞留時間が長いほど高被ばく
例.Ga(腸管排泄)>Tl(腎・尿排泄)

3.実効半減期(物理学的半減期と生物学的半減期)が長いほど高被ばく
例.Tl(73時間)>Tc(6時間)(物理学的半減期)

放射性医薬品別の小児への投与量とその時の実効線量(mSv)
放射性医薬品
成人
投与量
(MBq)
年齢 (成人投与量に対する比)
1歳
(1/4)
5歳
(1/4)
10歳
(1/2)
15歳
(3/4)
成人
(1)
Tc-tetrofosmin stress-rest 1000 11 6 7 7 8
Tc-tetrofosmin rest 555 6 3 4 4 4
Tc-MIBI stress-rest 1000 13 7 9 9 9
Tl stress-rest 74 52 32 34 17 16
F-FDG 370 8.8 4.6 6.7 7 7
Tc-RBC 740 7.2 4 5.2 5 5.2
I-MIBG 111 1.9 1 1.4 1.4 1.4
I-BMIPP 111 - - - - 2.8
TC-MAA 185 2.9 1.6 2.1 2.2 2

単位:mSv)

(Valentin J. ICRP publication 80 1998, 近藤千里 日本小児循環器学会雑誌 2007)