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核医学検査の安全性【核医学検査の実際】

1. 被ばく
私たちは日常、自然界から放射線を絶えず受けながら生活しています。大地からの天然の放射線や宇宙からの宇宙線、食事や呼吸により体内に摂取された天然の放射線による被ばくを合わせると、1年間に約2.4mSv程度の被ばくを受けます。

核医学検査で用いられる放射性医薬品には、半減期の短いラジオアイソトープが使用されています。投与された放射性医薬品は、物理的減衰や排泄などにより、短い時間で体内から消失します。

核医学検査1回あたりの被ばく量は、1〜15mSvです。これはエックス線検査や、1年間に自然界から受ける被ばく量と同程度だと考えられます。
2. 副作用
(公社)日本アイソトープ協会 医学・薬学部会 放射性医薬品安全性専門委員会の放射性医薬品副作用事例調査報告によると、核医学検査における副作用の2017年度発生率は0.0012%であり、投与10万件あたり1.2件とごくわずかです。また、副作用の内容も発疹、皮膚発赤、気分不良、頭痛、嘔気、嘔吐、血圧低下、ほてり、血圧低下、悪心、皮膚発赤、顔面紅潮、そう痒感などの非重篤なものでした。

*出典:核医学 56巻1号(2019年)