環境データの開示

「住友化学グループ全体の環境目標の共有化」を踏まえ、生産部門におけるエネルギー使用量、二酸化炭素排出量、廃棄物埋立量、および特定フロンの全廃に関する環境目標を定め、削減・全廃の取り組みを行っています。

グループで取り組む共有化目標

環境保全の要素 取り組みポイント グループ共有目標値
1.省エネルギー エネルギー消費原単位 年平均1%以上の原単位改善
2.温室効果ガスの排出量削減 エネルギー起源CO2排出原単位 年平均1%以上の原単位改善
3.大気・水域への総排出量 PRTR法対象物質 2015年度実績以下の水準を維持
4.廃棄物削減 廃棄物埋立量 2015年度実績以下の水準を維持
オゾン層破壊防止 特定フロン使用機器の更新による全廃 CFC使用の冷凍機の全廃(2025年度まで)
HCFC使用の冷凍機の全廃(2045年度まで)
  • PRTR法については、当社は適用外(対象の化学物質の排出はゼロ)。

a.エネルギー使用量

生産部門における2017年度のエネルギー使用量は、前年度比で1.8%減少となりました。
これは通常の省エネルギー活動に加えて、ボイラーや空調機器等の高効率機器への更新、照明のLED化などによりエネルギー使用量の増加を抑制したことによるものです。

data-img01.pngエネルギー使用量(推移)

b.二酸化炭素排出量

二酸化炭素の排出は、製造プロセスに伴う二酸化炭素の発生がほとんどないため、エネルギー使用量の推移を反映した形となります。
2015年度から2016年度に引き続き、2017年度についても、エネルギー消費量削減の努力が実を結び、前年度に比べ二酸化炭素排出量も減少しました。

data-img02.png二酸化炭素排出量(推移)

c.廃棄物埋め立て量

住友化学グループの一員として、2020年度までは2015年度の生産部門実績以下をそれぞれ目標として、廃棄物埋め立て量の抑制に取り組んでいます。各年度の目標に対する実績は以下のとおりです。

年度 目標 実績 目標達成状況
2016 2015年度生産部門実績値(6.59トン)以下 6.26トン 達成
2017 2015年度生産部門実績値(6.59トン)以下 6.39トン 達成

*これまで、目標値を1トンとしてきましたが、焼却残さを含めることとなったため上記の数量となりました。

d.フロン排出抑制法

『フロン回収破壊法』が改正され、2015年4月1日から『フロン類の使用の合理化及び管理の適正化に関する法律』(略称「フロン排出抑制法」)として施行されました。当社においても、フロン排出抑制法に従って、その管理する第一種特定製品の簡易点検、定期点検及びフロン漏えい量の管理を適宜実施しています。2015年度・2016年度・2017年度に、各事業所におけるフロンの漏えい量を取りまとめた結果、いずれも事業所管大臣への報告義務の基準となる年間CO2換算1000トンを下回りました。各年度のフロン類算定漏えい量実績(CO2換算)は以下のとおりです。

2015年度 2016年度 2017年度
67トン 189トン 52トン