監視療法を受けられている患者さま または 監視療法を検討されている患者さまへ

「監視療法」とは?

「監視療法」とは、前立腺生検で見つかったがんが、すぐに治療は必要でないと判断された場合、経過観察を行いながら過剰な治療を防ぐ方法です。「監視療法」は、PSA値が10ng/mL以下、病期がT2以下、グリーソンスコアが6以下、その他条件等を総合的に判断して実施します。「監視療法」では、3~6カ月ごとの直腸診とPSA検査、および1~3年ごとの前立腺生検を行います。経過観察中はPSA値の上昇率を確認しPSA値が倍になる時間(PSA倍加時間)が2年以上の場合はそのまま継続します。しかし、病状悪化の予兆がある場合には、速やかに治療の開始を検討します。