パーキンソン病の診断と治療って?早期から診断・治療で、大きな支障なく生活できます。

【監修】 国立精神・神経医療研究センター
パーキンソン病・運動障害疾患センター センター長 村田 美穂 先生

Q どのように診断するの?

A

まず医師が患者さんに、「手足の震えや歩きにくさなどの症状がいつごろからあり、どのように進行したか」などについて質問します(問診)。

次に、医師が患者さんの腕や足を動かして、筋固縮や姿勢反射など、パーキンソン病に特徴的な症状があるか調べます(神経学的診察)。

ここまでの診察でパーキンソン病が疑われる場合には、MRIやSPECT (スペクト)による画像検査で脳を詳しく調べます。2014年1月からは、新しいSPECT検査が保険診療で実施できるようになりました。

診察の流れ
問 診
手足の震えなどの症状を聞きます。
神経学的診察
関節の動きや身体の
バランスをチェックします。
画像検査
(MRI、SPECT
(スペクト)など)

脳の形や働きを調べます。
ドパミン神経の状態を直接見ることができます。

新しいSPECT(スペクト)検査により、従来の検査では調べられなかったドパミン神経の状態を、画像で確認できるようになりました。


新しいSPECT(スペクト)検査の画像と仕組み

ドパミン神経には、ドパミンを再び取り込み、ドパミン量を調整する部分(ドパミントランスポーター)があります。
ドパミン神経が壊れると同じくドパミントランスポーターが減少します。この変化を画像でとらえているのです。

健康な人 白く見える部分( )がドパミン神経。
パーキンソン病ではドパミン神経が減少するため、健康な人の場合と比べて白く見えた部分が小さくなります。
パーキンソン病 脳の断面を映しています
脳の中で起こっていること
ドパミン神経
ドパミンが減るとともに減少
ドパミントランスポーターはドパミンが多く伝わりすぎないように再取り込みをする。
この変化を
画像でとらえています
ドパミン神経の状態を見るSPECT(スペクト)検査〔検査の受け方〕
検査前
診察を受けます

疑問や不安がありましたら、
納得がいくまで確認しておきましょう。

検査の予約をしてください

検査に使う薬は検査当日しか使えませんので、
確実に来られる日に予約してください。

注意事項、指示を確認しておきましょう
検査当日
検査室に入り準備します
検査に必要な薬を注射します
3〜6時間待ちます
検査をします

装置のベッドに仰向けに寝ている間に検査します。
頭の周りをカメラが回ったり、トンネルのようなカメラの
中に頭を入れたりして撮影します。
検査中は頭を動かさないでください。約30分で終わります。
もし気分が悪くなったら我慢せずお申し出ください。

検査後
当日、または後日、担当医から
結果の説明を聞きます

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