放射性医薬品製造フロー

放射性医薬品が産み出され
その使命を果たすまで

半減期が短く、時間とともに効力が半減する放射性医薬品は、以下のような工程を経て、医療機関に届けられ、さまざまな検査に使用されています。
厳しい時間的制約がある中で、高い品質の製品を安定して出荷するために、クリーンな環境の維持管理、最新の製造装置を含め自動化された製造ラインを駆使して日々の製造が行われています。

  • 原材料の調達

    製品の製造に欠かせない原料を海外から安定的に調達するために日夜力を注いでいます。

  • 放射性同位元素(ラジオアイソトープ:RI)の製造

    粒子加速器の一種であるサイクロトロンにより放射性医薬品に適したRIを製造します。

創薬活動

当社は、「核医学で健やかな社会を創る」というパーパスの下、患者さん一人ひとりに最適な医療が提供される社会をめざして、アンメット・メディカル・ニーズを満たす医薬品の創製をはじめとした研究開発に取り組んでいます。また、様々なアカデミアや企業と提携し、核医学の価値最大化を探求しています。近年は、RI(放射性同位元素)の特性を生かした「セラノスティクス(治療と診断の融合)」の実現に向けた研究にも取り組んでいます。

沿革

1973年

3月
米国メジフィジックス(MPI)、住友化学工業株式会社(現 住友化学株式会社)、住友商事株式会社の合弁会社として設立

1974年

5月
宝塚工場竣工
12月
第1号サイクロトロン稼働

1975年

3月
MPIに代わり、日本ロシュ株式会社が株主になる

企業理念

パーパス

核医学で、健やかな社会を創る
Creating a Healthy Society with Nuclear Medicine

私たちの思い描く未来、それは医療の力でより多くの人々が健やかな日々を送れるようになることです。
極めて微量で効果を発揮し、体への負担も少ない放射性物質に、私たちが持つ技術を加えることにより、それぞれの患者さんに合った最適な医療をもたらすことができると確信しています。
私たちは核医学のさらなる深化を通して、これからも健やかな社会創りへの貢献を目指し続けます。

会社概要

会社概要

本社所在地
東京都江東区新砂3丁目4番10号(〒136-0075)
TEL(03)5634-7006(代表)
事業目的
放射性医薬品、診断用薬、治療薬、医療機器および関連製品の研究、開発、製造、販売ならびに輸出入 等
設立年月日
1973年3月20日
資本金
3,145,780千円
株主
GEヘルスケア(100%)
取引先
全国主要病院
取引銀行
株式会社三井住友銀行

コーポレートガバナンス

経営体制

当社は、経営上の重要事項の決定や取締役の職務執行を監督する取締役会を設置し、会計監査人と監査役による監査体制を敷いています。また、取締役が取締役会で行う意思決定を円滑・迅速に行うため、執行役員制度を導入しています。

コーポレートガバナンス体制図

内部統制システム

当社は、「内部統制システムの整備に係る基本方針」に基づき、業務の適正を確保するために内部統制システムを構築しています。また、内部統制システムに関する諸施策を審議する内部統制委員会を設置し、内部統制システムの充実を図っています。