ブルークローバー・キャンペーン2011

たくさんの「約束」が、交わされました。
約束STATION スペシャルイベントリポート
前立腺がんの早期発見・適切治療の大切さを伝えるブルークローバー・キャンペーン。自覚症状がなく進行する前立腺がんを、少しでも早く見つけられる「PSA 検査」受診を呼びかけ、進行した状態での発見や、前立腺がんで命を落とす人を一人でも少なくしていきたい。そんな思いを込めた活動は、多方向に、多分野に、広がりを見せ始めています。
● 主 催:ブルークローバー・キャンペーン運営委員会(朝日新聞社)● 後 援:日本人間ドック学会 放射線腫瘍学会 財団法人前立腺研究財団● 特別協賛:アストラゼネカ株式会社● 協 賛:日本メジフィジックス株式会社 ベックマン・コールター株式会社● 協 力:ユーロメディテック株式会社 株式会社日本医学臨床検査研究所


OSAKA STATION CITYノースゲートビルディング アトリウム広場

「前立腺がん」や「PSA検査」の大切さを„約束“をキーワードに呼びかけ

JR大阪駅に、新たな表情を加える空間として誕生したOSAKA STATION CITY。開業以来、ショッピングやグルメの新スポットとして、また大屋根に覆われた近代的な雰囲気をかもし出す都市空間として、連日多くの人が行き交う大阪のシンボル的存在となりました。その一角を占める「アトリウム広場」で9月18日、前立腺がんの早期発見・適切治療を推進するブルークローバー・キャンペーンが、「約束STATION」の名のもと一大イベントを敢行。„約束“をキーワードに、広場前を通る人にキャンペーンの活動趣旨を呼びかけました。


●「寛平との約束、守ってや!」「約束守れよ、約束やでぇ」握手をすると、寛平さんの声が流れる仕掛けも
「寛平との約束、守ってや!」「約束守れよ、約束やでぇ」
握手をすると、寛平さんの声が流れる仕掛けも

「約束」の花言葉を持つ「ブルークローバー」は、キャンペーンのシンボル花。前立腺がんを早期発見するためのPSA検査を一年に一度、大切な人のために受ける「約束」をしてほしい、との願いを込めキャンペーン活動を展開しています。


この日、約束STATIONで来場者を待ち受けたのは、間寛平さんの等身大パネルと、その„右手“。地球を一周するアースマラソン挑戦中に前立腺がんが判明し、その治療・闘病経験をもとに、キャンペーンのメッセンジャーとして活躍する寛平さん。



協力を依頼し、実際に寛平さんからとった手形から右手を忠実に再現。指の節や肌の質感など、細部までこだ わったリアルな模型が完成しました。

立ち寄った来場者に、PSA検査受診はもちろん、自分の目標や夢の実現を、寛平さんと„握手“ しながら„約束“してほしい。約束STATIONが、すてきな約束がたくさん交わされる場となってほしい。そんな願いを込めた一日限りのイベント。開始と同時に、前立腺がんのリスクが高まる50歳以上の男性、その周囲の女性や子どもたちを中心に、キャンペーンスタッフがPSA検査受診やキャンペーンの趣旨を呼びかけました。


「アナウンスで„50代“ と聞こえ、自分のことと感じて立ち寄りました」と話すのは51歳の男性。最近、前立腺がんが同年代の知人の間で立て続けに見つかり、気になっていたとか。ブース内に準備された、PSA検査のメリット、前立腺がんと診断されたときの治療法や心構えが詳しくまとめられたパネルをもとに、スタッフが男性の疑問点に一つずつ対応。「特にPSA検査をどこで受けられるのか知りたかった。人間ドックや住民検診、また泌尿器専門医に相談すればよいと教えてもらえました」。立ち寄ったときよりいくぶんすっきりした表情でブースを後にしました。

●山下さんご夫妻  夫・広行さん 妻・都子さん
山下さんご夫妻
夫・広行さん 妻・都子さん

同じくブース内では、前立腺がんに立ち向かった寛平さんの軌跡をまとめた特別VTRを放映。たくさんの人が足を止めていました。

一方、寛平さんと„約束“ の握手コーナーにも大勢の人が。「強い意志の寛平さんにあやかりたい」「意外と小柄。この体で、アースマラソン頑張りはったんやねえ」。寛平さんとの握手を通じてみなさんは何を約束したのでしょう?4人の子どもと一緒に立ち寄った夫妻は「もっと体に気を配ります!(夫)」「家族の健康のために、毎日おいしいごはんを作ります!(妻)」と約束の内容を明かしてくれました。


●若狭さんご一家 夫・弘樹さん 妻・和子さん 娘・奈那子さん(小5) 侑香さん(小2)
若狭さんご一家
夫・弘樹さん 妻・和子さん
娘・奈那子さん(小5) 侑香さん(小2)

握手をして、寛平さんとの約束を交わしてくれた人には、ブルークローバーの苗をプレゼント。苗を手にした山下さんご夫妻(伊丹市)は「最近、50歳の誕生日を迎えた夫。女性が女性特有のがんを意識するように、夫にも男性特有の前立腺がんに気をつけてもらいたいです」(妻・都子さん)。同じく、若狭さんご一家(泉大津市)は「自覚症状なく進行する前立腺がんの怖さがわかった」(夫・弘樹さん)、「夫にPSA検査を受けてもらうことをいま、„約束“ しました」(妻・和子さん)と話してくれました。



1500個用意したブルークローバーの苗は好評を博し、18時ベのイント終了前にはすべて来場者の手に。一人の方は「夫がPSA検査で前立腺がんを早期発見できた。感謝の思いを込めて、大切に育てます」。これから気温が下がるにつれて開花の時期を迎えるブルークローバー。青く愛らしい花を咲かせる„約束“ も、あちこちで交わされていました。


キャンペーンロゴをあしらった特製エコバッグも好評。この中にブルークローバーの苗や
キャンペーン小冊子などを入れて来場者へ。アトリウム広場が、さわやかな青に染まった