病初期から多彩な精神症状を呈するレビー小体型認知症(DLB)の正確な診断は難しく、見逃しも多いと言われています。患者へのより早期からの適切な介入方法・治療選択のため、SPECT等の機能画像検査が役立つ場合があります。
そこで今回は、大阪大学大学院医学系研究科 精神医学教室 講師 鐘本 英輝(かねもと ひでき)先生に事例を提示いただきながらレビー小体型認知症への早期介入をテーマとして解説いただきました。

 

本動画は、2023年12月14日(木)に実施したWeb講演会の内容を一部抜粋したコンテンツです。

レビー小体型認知症への早期介入~神経画像による早期での診断~

 

2.MCI-LBの特徴(MCI-ADとの比較を中心に)

MCI-LBの臨床症状、画像の特徴等について、MCI-AD(アルツハイマー病によるMCI)との違いを中心に解説します。

3.せん妄初発例の紹介

抗精神病薬を服用されている場合、パーキンソン症状が薬剤性であるかを慎重に判断する必要があります。DaT-SPECTが診断の一助となった症例を紹介します。

4.高齢発症うつ症例の紹介

老年期のうつ病は、認知機能が低下するケースも散見されます。中核的特徴と併せてDaT-SPECT等の画像検査を用いることで早期に病態を捉えることができると考えます。

5.VLOSLP(最遅発性統合失調症様精神病)

高齢発症の統合失調症様精神症状(Very late-onset schizophrenia-like psychosis)に関するDaT-SPECT画像等の自験例、文献等を紹介します。