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Q5. |
前立腺がんの治療にはどんな方法があるのですか? |
A: |
前立腺がんの治療法は、病期、年齢、患者様ご自身のライフスタイルに対する価値観などによって選択されます。前立腺がんの病期および病期別の治療法は次の表のとおりです。
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上記表のとおり、前立腺がんの治療法には、主として次の4つの方法があります。治療法についてはがんの進行状態や合併症の発症の有無などによって異なります。医師の指導を受けながら、充分納得されたうえで選択することが大事です。 |
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【治療法の概要】 |
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(1) |
経過観察
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非常に早期段階の場合、3ヶ月から6ヶ月に1回PSA検査を受けながら様子を見る方法。
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(2) |
放射線療法
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前立腺に放射線を照射してがん細胞を死滅させる方法。
a. 外照射法: |
体外から放射線を前立腺に当て、がん細胞を死滅させる方法。
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b. 小線源療法: |
前立腺の中に放射線を発する小さなカプセル状のシード線源を埋め込み、中から放射線をがん細胞に当てて死滅させる方法。
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(3) |
手術
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がんを前立腺ごと取り除く方法。
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(4) |
ホルモン療法
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精巣からの男性ホルモンの分泌を抑制することにより前立腺がんを縮小して進展を防ぐ方法。 |
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Q6. |
前立腺がんの放射線療法のひとつ「小線源療法」とは、どのような治療法なのですか? |
A: |
ごく微量の放射線を出す小さな「シード線源」と呼ばれるカプセルを前立腺内に挿入し、中からがんを死滅させる方法です。放射線は、ほぼ前立腺内のみに照射されますので、外照射法に比べて周辺組織への影響が少ないのが特徴です。
⇒詳しくはヨウ素125線源の永久挿入による前立腺がん小線源療法をご参照ください。 |
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Q7. |
「小線源療法」はどのような場合に適しているのですか? |
A: |
小線源療法は、早期段階の前立腺がん(がんが前立腺内にとどまっている限局がん)の治療に適しています。 |
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Q8. |
小線源療法の特徴を教えて下さい。 |
A: |
患者様のQOL(Quality of Life:生活の質)を高く保つことを可能とする治療法として注目されています。小線源療法の特徴として、以下のような利点があるとされています。
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患者様の身体的負担やリスクが少なく、入院期間も短い。 |
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無再発率は全摘手術や外照射法と同等である。 |
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体内から病巣に直接照射することから、性機能障害や尿失禁などの有害事象が少ない。 |
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ヨウ素125のエネルギーが低いため術者や介護者への影響が少ない。 |
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