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前立腺がんの小線源療法 前立腺がんとは?
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前立腺がんの特徴〜検査方法
[監修]群馬大学名誉教授 山中 英壽先生
Q1. 前立腺がんはどんな特徴があるのですか?
A: 高齢者のがんといわれており、50歳代から加齢とともに多くみられる病気で、近年増加傾向にあります。

Q2. なぜ近年前立腺がんの患者数は増えてきているのですか?
A: 著しい高齢化傾向と、人々の食生活やライフスタイルの変化に伴い、脂質・肉類の摂取量が増えているのが原因のひとつと言われています。

また、PSA検査が全国的に普及しつつあり、早期に見つかる例が増えてきていることも挙げられます。

ちなみに米国では毎年20万人以上が発症しており、男性がんのトップとなっています。日本でも年間約4万人が発症していると言われています。

Q3. 前立腺がんにはどのような兆候があるのですか?
A: はじめのうちは、自覚症状が全くないのが特徴です。早期発見のためには、50歳になったら、定期的に血液検査で簡単にわかる「PSA検査」(以下に説明)を受けられることをおすすめします。

Q4. どのような検査方法があるのですか?
A: まず、通常の血液検査で行える「PSA検査」があります。この検査は、最近では市区町村の健康診断や人間ドックなどでも行われるようになっていますので手軽に受けられる検査方法です。

PSAとは、前立腺特異抗原といって、前立腺だけに存在するたんぱく質の一種で、加齢とともに正常値は高くなる傾向にあります。

また、がんの疑いがある場合には数値が高くなることから、腫瘍マーカーとして使われています。年齢ごとのPSA値の目安は次の表のとおりです。
 
【年代ごとのPSA値の目安】
年 齢 PSA値
〜 64歳 3.0 ng/mL以下
65〜69歳 3.5 ng/mL以下
70歳 〜 4.0 ng/mL 以下
出典:財団法人前立腺研究財団編:前立腺がん検診テキスト
  PSA値が正常値よりも高い場合は、泌尿器科で診察を受けて下さい。次の段階として、医師が肛門から指を挿入して直腸の壁ごしに触診を行う「直腸診」で前立腺肥大の有無やしこりがないかを調べます。また、「エコー検査」などでがんがないかを調べる場合もあります。

次に医師の指導により、確定診断として「前立腺生検(組織検査)」を行い、前立腺の組織を詳しく調べます。

また、このがんの特性として、骨転移しやすいことから、がんが骨に転移していないか「骨シンチグラム」で全身の骨を調べることもあります。
 

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Q5. 前立腺がんの治療にはどんな方法があるのですか? 
A: 前立腺がんの治療法は、病期、年齢、患者様ご自身のライフスタイルに対する価値観などによって選択されます。前立腺がんの病期および病期別の治療法は次の表のとおりです。

 
病期 A〜B
進行

 

【前立腺限局がん】
がんが前立腺内部のみにとどまっている状態
【局所浸潤がん】
がんが前立腺外部に少し広がっている状態
【転移がん】
がんが周囲のリンパ節、骨や他の臓器などに転移している状態
治療方法 手術、 放射線療法 、ホルモン療法 、経過観察のいずれか 放射線療法とホルモン療法の併用 ホルモン療法
 
上記表のとおり、前立腺がんの治療法には、主として次の4つの方法があります。治療法についてはがんの進行状態や合併症の発症の有無などによって異なります。医師の指導を受けながら、充分納得されたうえで選択することが大事です。
 
【治療法の概要】
 
(1) 経過観察

  非常に早期段階の場合、3ヶ月から6ヶ月に1回PSA検査を受けながら様子を見る方法。

(2) 放射線療法

  前立腺に放射線を照射してがん細胞を死滅させる方法。


a. 外照射法: 体外から放射線を前立腺に当て、がん細胞を死滅させる方法。

b. 小線源療法: 前立腺の中に放射線を発する小さなカプセル状のシード線源を埋め込み、中から放射線をがん細胞に当てて死滅させる方法。

(3) 手術

  がんを前立腺ごと取り除く方法。

(4) ホルモン療法

  精巣からの男性ホルモンの分泌を抑制することにより前立腺がんを縮小して進展を防ぐ方法。

Q6. 前立腺がんの放射線療法のひとつ「小線源療法」とは、どのような治療法なのですか?
A: ごく微量の放射線を出す小さな「シード線源」と呼ばれるカプセルを前立腺内に挿入し、中からがんを死滅させる方法です。放射線は、ほぼ前立腺内のみに照射されますので、外照射法に比べて周辺組織への影響が少ないのが特徴です。

⇒詳しくはヨウ素125線源の永久挿入による前立腺がん小線源療法をご参照ください。

Q7. 「小線源療法」はどのような場合に適しているのですか?
A: 小線源療法は、早期段階の前立腺がん(がんが前立腺内にとどまっている限局がん)の治療に適しています。

Q8. 小線源療法の特徴を教えて下さい。
A: 患者様のQOL(Quality of Life:生活の質)を高く保つことを可能とする治療法として注目されています。小線源療法の特徴として、以下のような利点があるとされています。

患者様の身体的負担やリスクが少なく、入院期間も短い。
  無再発率は全摘手術や外照射法と同等である。
  体内から病巣に直接照射することから、性機能障害や尿失禁などの有害事象が少ない。
  ヨウ素125のエネルギーが低いため術者や介護者への影響が少ない。

Q9. 小線源療法はどこで受けられるのですか?
A: 本ホームページの「小線源療法を導入している全国病院リスト」をご参照ください。

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