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MAGシンチ®99mTc製剤
Q.腎臓への集積機序は?
F080916
A.

99mTc-MAGは静脈内投与後速やかに血中から消失し、体内で代謝を受けることなく、尿細管に能動的に高率に取り込まれ、尿中に排泄されます。99mTc-MAGの腎での摂取は有効腎血漿流量や有効腎血流量を反映します。したがって、99mTc-MAGの腎・尿路における薬物動態を経時的に撮像し、また、腎における時間-放射能曲線(レノグラム)を解析することにより、腎血流、腎実質機能、尿路の通過状態及び腎の形態を非侵襲的に診断することができます1)

【参考文献】
1) MAGシンチ注 添付文書(改訂7版), 2014
mfaq250
Q.排泄経路・排泄率は?
F080916
A.

主に尿路系から排泄されます1)

 

健常成人男子3例に370MBqを静脈内投与し、尿中累積排泄率を求めたところ、尿中累積排泄率は、投与後30分で76.8±0.4%、90分で91.7±0.1%、3時間で95.9±0.2%、6時間で97.1±1.0%及び24時間で98.0±1.0%であり、99mTc-MAGは投与後24時間までには投与されたほぼ全量が尿中に排泄されました1)

【参考文献】
1) 池窪 勝治 他 : 核医学 30:507-513, 1993
mfaq251
Q.前処置について情報はありますか?
F030903
A.

検査前に水分を摂取させ、上部尿路から膀胱までの尿通過を促進させる必要があります1)

 

また、添付文書2)の【使用上の注意】「6.適用上の注意」には以下のように記載しています。

膀胱部の被曝を軽減させるため、検査前後できるだけ患者に水分を摂取させ、排尿させること。

 

飲水量は施設により異なりますが、平均的には5~8mL/kg体重、最大300~500mLの範囲が妥当とされています1)

 

(参考)
水を制限した場合には、飲水をした場合と比較してレノグラム上、Tmaxの延長や階段状所見が認められたとする報告3)もあります。

【参考文献】
1) 玉木 長良 他 : 臨床腎臓核医学 p.31-35, 1997
2) MAGシンチ注 添付文書(改訂7版), 2014
3) 児玉 行弘 他 : RADIOISOTOPES 29:84-87, 1980
mfaq252
Q.99mTc-MAG投与後、患者の臨床検査値に異常(有害事象)を認めた例はありますか?
F120904
A.

添付文書1)の【使用上の注意】 「2.副作用」には以下のように記載しています。

2.副作用
臨床試験(619例)において副作用及び臨床検査値の異常変動が認められた例はなかった。使用成績調査において、3201例中、ショックが1件(0.03%)報告された(再審査終了時)。

 

  重大な副作用

  ショック:まれに(0.1%未満)ショックがあらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には適切な処置を行うこと。

 

なお、第Ⅰ相臨床試験において、健常成人男性3例(平均年齢28.0±2.3歳)を対象として、99mTc-MAG投与前ならびに投与24時間及び1週間後に、医師による診察、血液学的検査、血液生化学的検査、尿検査を行った結果、基準値からわずかに外れた項目はありましたが、生理的変動域内でした2)

【参考文献】
1) MAGシンチ注 添付文書(改訂7版), 2014
2) 池窪 勝治 他 : 核医学 30:507-510, 1993
mfaq253