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ブルークローバーキャンペーンブルークローバー・キャンペーン2008 シンポジウム

パパの明日を、まもりたい。知ることから始めよう! 〜前立腺がんの検診と治療〜

急増する前立腺がん 早期発見で治療法を選択する時代に
中高年の男性に多くみられる前立腺がん。日本では近年、罹患者数が急増し、2020年には男性のがんで第2位になると予想されています。しかし、早く発見できれば効果的な治療が多く、治りやすいがんともいえます。 前立腺がんの早期発見と適切な治療を推進するブルークローバー・キャンペーンの一環として、シンポジウム「知ることから始めよう!〜前立腺がんの検診と治療〜」が、9月15日にメルパルク大阪ホールで開かれました。専門医による講演や患者さんの体験談、ゲスト講演に続き、講演者全員でパネルディスカッションが行われ、検診の必要性や治療法などについて考えました。当日の模様を紙上採録でお届けします。

前立腺がんをカイボウする 病理学の視点から

前立腺がんは他の臓器のがんよりもゆっくり進行します。アメリカは罹患率、死亡率とも非常に高いですが、それらは下がる傾向にあります。一方、日本は早期発見が遅れていて死亡率がアメリカに近づいています。

脳梗塞などで亡くなった方の前立腺を顕微鏡標本にして調べるとごく小さながん、「ラテントがん」が見つかります。近年、ラテントがんの頻度がどの年代でも高くなっています。つまり、前立腺がんはラテントがんの段階で増えているのです。

前立腺がんの早期発見に役立つのがPSA検診。PSAは精液の一成分ですが、がんになると血液中に漏れ出すため血液を採取することで調べられます。群馬県のデータでは、PSA検診で前立腺がんが見つかった人は病期B、Cが多く、何らかの症状が出て、泌尿器科を受診して発見された人より早い段階です。早期に見つけられれば手術ができ、色々な治療が有効です。

PSA値に異常があれば前立腺生検でがんの有無や悪性度を推定します。が
ん細胞を顕微鏡で見て、そのパターンからグリーソンスコアという悪性度の指数を病理医が判断します。PSA値やグリーソンスコア、直腸診によるがんの大きさの三つのパラメーター(要素)から、例えば放射線照射をして5年後の非再発率などを予測して、治療選択に生かすことができます。


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