日本メジフィジックス 医療関係者専用情報

ブルークローバー・キャンペーン

オンコシード

ブルークローバーキャンペーンインタビュー インタビュー・座談会一覧へ

PSA検診で発見が増える前立腺癌に 小線源療法で高い治療効果を 青木 学 先生(東京慈恵会医科大学放射線医学講座 講師)斉藤 史郎 先生(国立病院機構東京医療センター泌尿器科 医長)

1日24時間240日間も放射線を出し続ける

日本で小線源療法に法的整備がされ使用できるようになったのは、2003年7月のことです。線源として使われるのは、「ヨウ素125」という放射性同位元素で、これがチタン製のカプセルに入って、前立腺に埋め込む「シード線源」となっています。カプセルといってもごく小さなもので、長さが4.5mm、直径が0.8mmです。患者さんの前立腺の大きさにもよりますが、このシード線源を50〜90個ほど埋め込み、そこに挿入します。

どこに埋め込むかは、コンピュータの計算によって決定されます。下半身麻酔を行い、会陰部から15〜20本の長い針を前立腺に刺します。そして、経直腸超音波画像で位置を確認しながら、刺してある針を通して、シード線源を前立腺の中に埋め込んでいくのです。

ヨウ素125の半減期は約2カ月なので、前立腺に埋め込まれた状態で、約8力月間は放射線による治療が続けられます。1日に24時間、計240日にもわたって、放射線の照射が続くことになります。これが小線源療法において短時間の治療で大きな効果が引き出される理由です。

小線源療法の単独治療の対象となるのは、低リスクと中リスクの患者さんです。高リスクに対しては、小線源療法単独では十分な効果が得られません。ただし、高リスクの前立腺癌であっても、「小線源療法+外部照射+ホルモン療法」の併用療法を行えば、優れた治療成績が上がることがわかっています。

PSA検査による検診がさらに普及することで、小線源療法を希望する患者さんは今後も増え続けることでしょう。治療法の選択肢の一つとして、小線源療法の実施が可能な施設が増えることが強く望まれます。

▲TOP