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メタストロン注(ストロンチウム-89)治療 院内の流れ

シリンジへの分注の仕方(基本操作例)

シールドされた5mlのシリンジを用いて、以下の分注作業を行います。
投与量に関しては、投与日、体重別投与容量をご参照ください。

シールドについて

金属製の遮へい器具はβ線による制動放射線が生じるため、アクリル等の遮へい器具を使用します。ただし、厚さ1.8mm以上のタングステンは厚さ10mmのアクリルと同等以上の遮へい能力があるため、遮へい器具として使用可能です。

1. 注射液の分取

バイアルのゴム栓をアルコール綿で拭き、通気針をつけて、
長めの注射針(6〜7cmのカテラン針)を用いて、
やや多めの液量を分取します。

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この際、逆流しないように通気針の先は
液面から離してください。


2.液量調整とエア抜き

通気針を抜いた後に、バイアルを逆さにし、注射針の先をバイアル内に残した状態で液量調整とエア抜きを行います。

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この時、強い陽圧にならないように注意してください。

通気針を刺した状態ではバイアルを逆さにすることは厳禁です。


3. 注射針の抜針

内筒(プランジャー)を固定したままバイアルを反転しゴム栓側を上に向け、ゆっくりと垂直に注射針を抜きます。

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この時、わずか(エアが入らない程度)にプランジャーを引くようにすると、針先端から液がたれるのを防ぐことができます。


分注時の注意

 汚染のおそれのある部分はあらかじめポリエチレンろ紙で被覆して作業してください。

 分注作業はいずれも、注射針をバイアル内に残して、作業中に注射液が周囲に飛散しないように注意して行ってください。

 作業時間を短くし、距離をとること、遮蔽をすることにより被ばくの軽減につとめます。

 本剤使用前に予めコールドランを行い、実際の操作手順に慣れておくことにより、外部被ばくと内部被ばくの低減に役立ててください。

 バイアルはピンセットを用いて操作し、作業は作業衣や手袋を着用して行います。

 万が一、手や顔などの皮膚にストロンチウム-89が付着した場合は直ちに拭き取り、石鹸を用いて流水で十分洗浄します。また、眼に入った場合も直ちにあらかじめ用意した洗眼器を用いて生理食塩水や流水で十分に洗眼してください。

ストロンチウム-89の投与方法

投与方法

投与イメージ

1) 患者さんの氏名を確認します。翼状針または静脈留置針を用いて静脈を確保し、三方活栓を接続します。
(手袋をご着用ください)

2) 1〜2分かけて、ゆっくり投与します。
(投与時に他剤との混注を行わないこと。また、本薬は保存剤を含まないので、分割投与しないこと。)

3) 投与中に、投与部位の痛みや漏れはないか、患者さんの気分の変化がないかなどを確認します。

4) 万一、血管外漏出に気づいたら、ただちに注射を中断し、漏洩部位にマーキングを行うとともに、加温及びマッサージにより拡散を促すこと。


投与後について

ストロンチウム-89治療 患者情報カード

1) しばらく安静待機していただき、有害事象の有無を確認します。

2) 患者さんに日常生活の注意事項を確認していただきます。

3) ストロンチウム-89治療患者情報カードに必要事項を記入し、患者さんに渡します。

4) 患者さんの退出時に、線量率(またはGMサーベイメータによる計数率)を測定し記録します。

5) 次回の受診日を確認した上で退出、帰宅していただきます。