安全衛生管理活動

事業所ごとに毎月、安全衛生委員会を開催しています。各事業所での労働災害や営業車事故の発生状況を報告し、必要な事案については他事業所への水平展開を図っているほか、安全衛生パトロール、産業医講話を行っています。
また、千葉・兵庫工場では安全衛生推進員による安全、衛生、防災および交通に関する分科会活動が活発に行われ、現場に則した活動を行うなど、事業所の独自性をもって安全衛生に関するさまざまな啓発活動を行っています。

千葉・兵庫安全衛生委員会/推進員会

千葉工場・創薬研究所、兵庫工場では、安全衛生委員会に加え安全衛生推進員会を設置し、現場の状況に即した安全衛生の充実を図る活動を行っています。

安全衛生グラウンドルール

2015・2016年度に発生した転倒や腰痛による労働災害を受けて、全社の安全意識を一層向上させるために、『安全衛生グラウンドルール』を制定しました。

『安全衛生グラウンドルール』(2018年7月に改訂)

(1)作業・行動の前に一呼吸置き、危険予知(KY)を実践しよう!
  • 階段や段差・雨による濡れをしっかり意識して、踏み外し・躓き・滑りを防ごう。
  • 重量物の持上げは、正しい姿勢(腰を曲げず、膝を曲げ、体に密着)で腰痛を防ごう。
(2)不安全、不衛生行動には声掛けをしよう!(相互注意の励行)
  • 思いやる心を持って声掛けし、受けたら感謝の気持ちを表そう。
(3)車両運転は、常に危険があることを意識し、安全運転に徹しよう!
  • ヒヤリとした経験を活かし、安全運転を心がけ、事故・違反を防ごう。

安全衛生活動として、ヒヤリハット・危険予知活動、新任者安全教育をはじめ、業務災害や営業車事故の想定シートを利用して危険予知訓練を実施しています。
また、社長・役員・部長・事業所長・事業所の管理社員・安全衛生委員会による安全パトロールを製造現場だけでなく、本社部門などの非製造部門でも継続して実施しています。2016年度から、生産部門・創薬研究所を対象とした無事故・無災害表彰制度を制定しています。
その他、各事業所では防災訓練(避難訓練、あるいは想定した災害に応じた役割の確認訓練など)を実施しています。

営業車事故対策

安全衛生グラウンドルールの第3項目にある「安全運転」を順守する観点からも、全社で事故防止に取組んでいます。支店ごとの安全運転意識向上研修を実施し、「事故や違反を絶対に起こさない」という強い意志を持って運転するよう教育しています。
加害事故や交通違反が生じた場合には個別指導も継続して実施し、運転状況モニター装置を用いた指導も行っています。
また、安全運転表彰制度を制定して無事故無違反の営業所表彰を開始しました。
なお、2017年度からは、事故や違反を起こす可能性の高そうな対象者を特定して、ドライブレコーダー装着による運転状況の解析と改善指導を行うことにより、さらに加害事故の発生抑止を目指しています。